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小木曽健

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国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

報告

補足今回の衆院選において、国民民主党はネット・メディア戦略をかなり練ったうえで臨んでいた模様です。主たる争点を手堅い「自民党批判」ではなく(他党と差別化できず埋没してしまうので)、「手取りを増やす」という分かりやすいコピーに寄せたこと、またそれを政党名と並べてハッシュタグ化することで、うっかり 「民主党」 と書いてしまう有権者が出ることも阻止する(「民主党」と書かれた票は立憲民主党と案分される)という、目的を明確化したシンプルな戦略を取っていました 選挙という期間が限られた情報戦では、方針や目的が明確化された広報活動が求められる、この傾向はネット時代を迎えてより重要な要素になったと言えます

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 米重克洋

    JX通信社 代表取締役

    見解国民民主党に投票する層がYouTubeから情報収集する傾向は際立って高い。 我々JX通信社がTBS…続きを読む

コメンテータープロフィール

小木曽健

国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

講演や書籍、メディア出演などを通じて、炎上の「火消し」から、ネットで絶対に失敗しない方法、フェイクニュースの見破り方まで幅広く発信中。著書は「炎上しても大丈夫! 今日から使える企業のSNS危機管理マニュアル」「11歳からの正しく怖がるインターネット」(晶文社)、「ネットで勝つ情報リテラシー」(筑摩書房)ほか多数。全国の学校・企業・官公庁向けに40万人、2000回以上の講演実績あり

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