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小木曽健

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国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

報告

解説今回と似た構図で、同様に悪質だった先例として「アホ男子かるた」事件があります。Twitterで10年ほど前に起きた騒動で、当時、男の子を持つ親同士が、わが子の生態を面白おかしく表現した短文をハッシュタグでまとめ、評判となっていました それをある出版社がほぼ同じ内容で書籍化しようと画策、無断登用もあれば、すでに投稿されていた人気作を少しだけ改変し、やらせで投稿し、オリジナルだと称して収録していたケースもありました 当時はまだネット上の投稿に対する著作権意識が弱く、法的な認識も整理途中だった為、「かるた事件」以外にも、ブログの人気コンテンツを他人が改変し、オリジナルと称して出版する騒動などもが起きています SNS上の投稿であっても、その内容が著作物として要件を満たしていれば、ほとんどの場合、権利は作成者にありますのでご注意を(SNSの利用規約などで例外もあり)

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 福井健策

    弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)

    見解デジタル版記事の方でコメントしていますが、若干補足しますね。 例えば口コミ情報などの統計的な分析を目…続きを読む

  • 山口健太

    ITジャーナリスト

    解説スクレイピング自体はWeb上で一般的に使われている手法であり、やり方次第では問題にならないと考えます…続きを読む

コメンテータープロフィール

小木曽健

国際大学GLOCOM客員研究員/執筆業

講演や書籍、メディア出演などを通じて、炎上の「火消し」から、ネットで絶対に失敗しない方法、フェイクニュースの見破り方まで幅広く発信中。著書は「炎上しても大丈夫! 今日から使える企業のSNS危機管理マニュアル」「11歳からの正しく怖がるインターネット」(晶文社)、「ネットで勝つ情報リテラシー」(筑摩書房)ほか多数。全国の学校・企業・官公庁向けに40万人、2000回以上の講演実績あり

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