ゼレンスキー大統領はクリミアの武力での奪還に方針を転換したわけではなく、先ずは2月24日の開戦以前のラインまで武力での奪還をする方針で、それ以上は交渉で返還を目指すという方針ではないでしょうか。今の段階でヘルソン州を奪還してもいない状況でクリミア半島の武力での奪還を言い出すのは違和感を感じます。クリミアは今の時代では珍しい旧来の要塞のような防御線がある陣地で、攻め落とすのは大変な労力が要ります。現状では武力での奪還の目途は立ちませんし、実行すれば多大な損害と犠牲が生じるでしょう。とても現実的な話ではありません。
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