プロ転向後の一歩目となる「SharePractice」でした。題名の意図は、ただ練習公開というより「皆さんと共有する」という気持ちをこめたそう。平昌五輪と同じ構成のプログラムに挑み、3度目の曲かけでノーミス。「良かった！ノーミスできた！すごい緊張した！」と万感の笑みを見せました。プロ転向の会見でも宣言していた通り、現役時代よりも高いレベルに向かって戦い抜く姿をさっそく見せてくれました。 4回転アクセルの練習も取り組み、両足着氷が１本ありました。「まだ全日本選手権くらいの状態」とのことで、今後さらにレベルアップを目指します。「SharePractice」は半年に1回くらいやりたいとのことで、次回の楽しみとなりました。 また年内の予定はあるていど固まってきており、そのための練習もしているとのことで、ハイレベルな内容のショーやイベントが期待されます。
コメンテータープロフィール
元毎日新聞記者。自身のフィギュアスケート経験を生かし、ルールや技術、選手心理に詳しい記事を執筆している。日本オリンピック委員会広報としてバンクーバーオリンピックに帯同。ソチ、平昌オリンピックを取材した。主な著書に『羽生結弦 王者のメソッド』『チームブライアン』シリーズ、『伊藤みどりトリプルアクセルの先へ』など。自身はアダルトスケーターとして樋口豊氏に師事。11年国際アダルト競技会ブロンズⅠ部門優勝、20年冬季マスターゲームズ･シルバー部門11位。
