見解アーティストはもちろんのこと、クリエイティブに関わる人たちの間で歴史的背景の認識が統一できていない、こうしたトラブルは事前に想定すべきポイントだったと思います。ましてやユニバーサルミュージックのような外資系企業が関わっているわけですから、コンプライアンスや表現内容に関してよりセンシティブになってもおかしくはない。もしかしたら、企画段階から撮影までの間に疑問を感じていた方もいたのかもしれませんが、タイアップありきの楽曲ですと関わる企業も通常時以上に多く、そこに対して「No!」と言いにくくなることもあるかもしれない(いや、それは絶対にあってはいけないのですが)。いろいろな意味で日本っぽいトラブルだなと思ってしまったのは筆者だけでしょうか。
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コメンテータープロフィール
2005年末に株式会社ナターシャの立ち上げに参加する。翌2006年よりライターとしての活動を開始し、「音楽ナタリー」などのWEBメディアでインタビューやディスクレビューを執筆。乃木坂46からオジー・オズボーンまで、取材したアーティストは多岐ににわたる。2014年11月末に株式会社ナターシャを退社後、フリーの音楽ライターとして活動を開始。「リアルサウンド」「Billboard Japan」「音楽ナタリー」などWEBメディアのほか、「日経エンタテインメント!」「ヘドバン」「CONTINUE」「Ani-PASS」「別冊カドカワ」といった雑誌で執筆を続けている。
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