見解ドラマや映画における“ショートカット”や“倍速視聴”が常態化しつつある近年、若者に人気のスマホアプリを通じて新しい表現の試みが行われているようです。 今から30年以上前、『市川準の東京日常劇場』(1990年〜1991年)という5分枠(おそらくCMを除くと1話が約2分半)の深夜ドラマがテレビ朝日で放送されていました。『BU・SU』『ノーライフキング』『つぐみ』などの映画でも知られる市川さんが描く、何気ないけど温もりのある日常の光景の数々。イッセー尾形や沢田研二、桃井かおりといった豪華な顔ぶれが出演していた記憶があります。 現在『虎に翼』を放送中のNHKの連続テレビ小説は15分。人物の感情や物語を1分半〜2分という超短時間で表現することは、かなり難易度が高いと言えるでしょう。しかしながら、既存のメディアにはない斬新な発想でドラマの新しい道を切り開いてくれることに期待したいと思います。
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コメンテータープロフィール
テレビドラマをはじめ俳優などエンタメ関連のインタビューや記事を手がける。主な執筆媒体はマイナビニュース、週刊SPA!、日刊SPA!、AERA dot.など。