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中北浩爾

中北浩爾

認証済み

政治学者/中央大学法学部教授

報告

解説毎年のジェンダー・ギャップ指数の公表。日本は前年から7位上昇し、146カ国中118位。順位が上がっているといっても、最下位争いをしているような状況は変わらず。まったく喜べる状況ではありません。 上昇した理由は、閣僚の4分の1が女性になって、政治分野が前年の138位から113位に上がったこと。しかし、岸田総理は5人の女性閣僚を登用した昨年の内閣改造の際、「女性ならではの感性や共感力を発揮してほしい」という残念な発言を行いました。 ジェンダー不平等は、日本が変わるべきことについて変われていない象徴。人口の半分を占める女性が自ら望むような生き方を選択し、活躍できないようでは、良い社会にはなりません。

コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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