解説安倍晋三元総理が中止を指示した不記載の再開を決めたのは、2022年8月の会合であり、世耕弘成、西村康稔両衆院議員らが出席していました。しかし、不記載のスキームが始まったのは、それよりも遥か前のこと。会計責任者の松本淳一郎氏が清和研の会計責任者になったのは、2019年2月。それ以前の経緯を知っているのは、派閥のオーナーであった森喜朗元総理のみでしょう。本腰を入れて真相究明をするのであれば、森元総理にお聞きするしかないと思います。
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コメンテータープロフィール
専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。