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中井彰人

中井彰人

認証済み

株式会社nakaja lab 代表取締役/流通アナリスト

報告

見解大手食品、飲料メーカーにとって、既存製品の国内マーケットは人口減少による縮小を前提とせざるを得ず、成長戦略の軸は海外市場開拓とバイオ、健康食品等の新分野開拓とならざるを得ない。当然、研究開発による新素材、新小hン開発は地道に実施しつつも、市場開拓においてはスピードを上げるためにM&Aを活用していくことになる。プラズマ乳酸菌のような金脈を自社の研究開発で掘り当てることが最も望ましいのであろうが、こうした研究開発は本当にいいものでも必ずしも期待通りに売れるかどうかわからないし、時間がかかる場合も多い。研究成果や資源を手に入れることも重要だが、既に確立したブランドを取得し、その収益で時間を稼ぐことが、自社の研究開発の成功確率を高めることにもなる。こうしたM&Aは今後ますます増えてくることになるだろう。

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    ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー

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コメンテータープロフィール

中井彰人

株式会社nakaja lab 代表取締役/流通アナリスト

みずほ銀行産業調査部で 小売・流通アナリストに10年以上従事。2016年同行を退職後、中小企業診断士として独立、開業。同時に、慶應藤沢イノベーションビレッジでベンチャー支援活動を開始。並行して、流通関連での執筆活動を継続し、TV出演、新聞、雑誌などへの寄稿、コメント提供、講演活動などを実施中。2016年よりITmediaビジネスオンライン「小売流通アナリストの視点」、2021年よりビジネス+IT「流通戦国時代を読み解く」 を連載中2020年よりYahoo!公式コメンテーター。2021年8月「図解即戦力 小売業界」(技術評論社)を発刊。

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