補足咽頭がん治療の中心は手術と化学放射線治療(放射線治療と抗がん剤と同時併用)です。進行がんの手術では声帯の摘出も必要となることが多く、声を失います。この点、化学放射線治療では治療後のクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)が保たれるのがメリットです。 見栄晴さんも治療中のようですが、治療が順調に進んでいることがうかがえます。
コメンテータープロフィール
昭和60年、東京大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部放射線医学教室入局。スイス ポール・シェラー研究所へ客員研究員として留学後、社会保険中央総合病院放射線科、東京大学医学部放射線医学教室助手、専任講師、准教授・放射線治療部門長。令和3年度より、現職。患者/一般向けの啓蒙活動にも力を入れており、福島第一原発後は、飯舘村など福島支援も積極的に行っている。日経新聞で「がん社会を診る」を毎週連載中。
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