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中川恵一

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東京大学大学院医学系研究科/総合放射線腫瘍学講座/特任教授

報告

補足子宮体がんが増えています。子宮頸がんとはまったく発症原因が違っており、 女性ホルモンによって発がんが促進されますから、肉食や少子化で増えています。脂質異常や糖尿病でも増えます。このため、1980年代から、子宮体がん患者さんの数は9倍近く増加しています。 ピルは女性ホルモンによる発がん促進を抑制しますから、子宮体がんの発症のリスクを約30パーセント下げます。 子宮体がんの標準治療は、子宮と卵巣・卵管の摘出で、病理的なリスクに応じて、抗がん剤を追加します。子宮頸がんとは全く異なる病気と言えます。

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コメンテータープロフィール

中川恵一

東京大学大学院医学系研究科/総合放射線腫瘍学講座/特任教授

昭和60年、東京大学医学部医学科卒業後、東京大学医学部放射線医学教室入局。スイス ポール・シェラー研究所へ客員研究員として留学後、社会保険中央総合病院放射線科、東京大学医学部放射線医学教室助手、専任講師、准教授・放射線治療部門長。令和3年度より、現職。患者/一般向けの啓蒙活動にも力を入れており、福島第一原発後は、飯舘村など福島支援も積極的に行っている。日経新聞で「がん社会を診る」を毎週連載中。

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