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永濱利廣

永濱利廣認証済み

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第一生命経済研究所首席エコノミスト

報告

見解市場予想は上振れましたが、季節調整済み前月比で見ても▲1.3%と良くないです。 ただ、落ち込みの主因が振れの大きい自動車等関係費であり、よりGDPの個人消費と関係が深い「除く住居など」で見れば、前月比+0.3%と増加しています。 一方の実収入は前年比で▲1.6%とマイナスに転じており、5カ月ぶりのマイナスとなっています。 こうしたことから、実質賃金が2カ月連続マイナスとなっていることからもわかる通り、依然として実質賃金が安定的にプラスの局面にはまだ距離感があると言えるでしょう。

コメンテータープロフィール

永濱利廣

第一生命経済研究所首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、第一生命保険入社。1998年日本経済研究センター出向、2000年より第一生命経済研究所経済調査部、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年より現職。あしぎん総合研究所客員研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師を兼務。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。専門は経済統計、マクロ経済分析。著作に「経済危機はいつまで続くか」(平凡社新書)、「MMTとケインズ経済学」(ビジネス教育出版社)等。

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