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桃田健史

桃田健史

認証済み

自動車ジャーナリスト

報告

見解ユーザーもメディアも、認証不正による出荷停止について、なんだか「慣れっこ」になっているような印象を受ける。 だが、出荷停止の対象となった新車をオーダーしたユーザー当事者、また販売店にとっては大きな問題。 また先週、国土交通省の幹部らと、型式指定の認証について意見交換をしたが、その際にも、一連の認証不正は、自動車メーカーが故意に行った虚偽記載であり、違反行為としては悪質という。 そのため、対象車種の出荷停止の処分としているが、国として出荷停止は極めて重い処分という認識がある。 認証不正が起こるのは、企業のガバナンスの問題であり、そう簡単にはなおらないだろう。 再発防止については、メーカー個社、業界団体の日本自動車工業会、そして国がそれぞれが厳しい目を持ち続けることが必須だ。

コメンテータープロフィール

専門は世界自動車産業。周辺産業として、エネルギー、IT、高齢化問題などをカバー。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、自動運転、情報通信のテレマティクス、高齢ドライバー問題や公共交通再編など。日本自動車ジャーナリスト協会会員。福井県永平寺町エボルーション大使。

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