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宮下公美子

宮下公美子

認証済み

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

報告

補足「はっきり言われていないことを察するのが苦手」「無自覚にマイペースで動いてしまう」「人と一緒にいると疲れる」 発達障がいの診断を受けていなくても,そんな特性があり、生きづらさを感じている方は少なくないのではないでしょうか。 発達障がいは今は「自閉症スペクトラム」と呼ばれ,どこからが「障がい」かが曖昧だとされています。 一般に「障がい」とは、生活していく上で支障が出る状態を指しています。 発達障がいがあっても、この方が言うように周囲の環境が整っていれば、「障がい」を感じないで暮らせるのです。 発達障がいに限らず,今「障がい」とは、個人の「内側」にあるのではなく,環境の側にあると考える「障害の社会モデル」が提唱されています。 本来、発達障がいに無理解な職場こそが変わるべき。周囲に合わせる努力は大切ですが,外部の専門家の力などを借り、時間をかけた啓発をしていくことも必要だと思います。

コメンテータープロフィール

宮下公美子

介護福祉ライター/社会福祉士+公認心理師+臨床心理士

高齢者介護を中心に、認知症ケア、介護現場でのハラスメント、地域づくり等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材や講演、研修講師としての活動をしつつ、社会福祉士として認知症がある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士も務める。著書として、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)、『多職種連携から統合へ向かう地域包括ケア』(メディカ出版)、分担執筆として『医療・介護・福祉の地域ネットワークづくり事例集』(素朴社)など。

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