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三牧聖子

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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

報告

解説本格的な動機の解明はこれからだが、現段階で犯人像や動機についてわかっていることに照らせば、トランプ氏のいうことは正しいとはいえない。容疑者は、過去Xへの投稿で何度もウクライナへの支持を表明しており、「クレムリンを焼き尽くす必要がある」「ウクライナ国境で戦いたい。死ぬこともいとわない」といった発言もしていた。ウクライナ義勇兵を集める活動を熱心に行っていたようでもあることから、ウクライナへの軍事支援に難色を示していたトランプへの不満から犯行に及んだのではないかとの見立てが強まっている。 事件の数日前、11日には、トランプの伴奏者、バンスがポッドキャスト「ザ・ショーン・ライアン・ショー」に出演し、ウクライナ支援を「偉大な人道的使命」ととらえるのは「おとぎ話のような考え方」だと主張し、ロシアが現在の占領地を維持し続けることを容認するような発言をしたばかりだった。

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  • 佐藤丙午

    拓殖大学国際学部教授/海外事情研究所所長

    見解ウクライナへの支援問題について、米国の民主党は、ウクライナ支援に積極的であり、ロシアの侵略の不法を非…続きを読む

コメンテータープロフィール

三牧聖子

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

アメリカ政治・外交、国際関係論、平和研究。東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズホプキンズ大学研究員、関西外国語大学助教、高崎経済大学経済学部国際学科准教授を経て2022年より現職。著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年)共訳・解説に『リベラリズムー失われた歴史と現在』(ヘレナ・ローゼンブラット著、青土社)。

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