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松崎健夫

松崎健夫

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映画評論家

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補足ドナルド・サザーランドさんといえば、『M★A★S★H マッシュ』(70)や『戦略大作戦』(70)、『荒鷲は舞いおりた』(77)などの戦場群像劇においても、その個性が際立っていた俳優。一方で『1900年』(76)ではベルナルド・ベルトルッチ監督、『カサノバ』(76)ではフェデリコ・フェリーニ監督、『刑事キャレラ/血の絆』(77)ではクロード・シャブロル監督と組むなど、1970年代後半の彼には国際的な活動をする俳優というイメージもありました。また、カナダ出身であったことから、アメリカ英語とイギリス英語の要素を持ったカナダ英語を演技に活かせたとも述懐。ちなみに日本映画『落陽』(92)にも出演しています。2010年にバンクーバーで開催された冬季五輪では、開会式の映像でナレーションを務め、旗手としても参加。2019年にはカナダ総督から勲章を授与されたカナダを代表する俳優。心よりお悔やみ申し上げます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 猿渡由紀

    L.A.在住映画ジャーナリスト

    補足ドナルド・サザーランドは3回結婚しており、キーファーは2度目の妻でカナダの有名な政治家の娘シャーリー…続きを読む

  • 斉藤博昭

    映画ジャーナリスト

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コメンテータープロフィール

東京芸藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ、映画の現場を経て執筆業に転向。『WOWOWぷらすと』『米粒写経 談話室』『シン・ラジオ〜ヒューマニスタは、かく語りき〜』など、テレビ・ラジオ・配信番組に出演。YouTube『そえまつ映画館』を毎週金曜日に更新、Loftにて『映画解説講座』を定期開催中。『キネマ旬報』『DVD&動画配信でーた』劇場パンフレット等に多数寄稿、共著に『現代映画用語事典』(キネマ旬報社)などがある。ゴールデン・グローブ賞の国際投票権を持ち、キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、デジタルハリウッド大学客員准教授などを務めている。日本映画ペンクラブ会員。

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