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前嶋和弘

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上智大学総合グローバル学部教授

報告

補足けんか腰かとみていましたが、ヒステリックに決め台詞(サウンドバイト)を叫ぶのではないかつての討論会への回帰。大統領候補二人とは異なりどちらも政権入りはしていない分、人格攻撃はなし。ウォルズが何度か大きくうなづいたり、「(ハンディがある)17歳の息子が銃撃を見た」というウォルズの話に対して、バンスは気遣いも。ただ、外交からエネルギー、景気浮揚、中絶などの政策や、議会襲撃への立場はあまりにもかけ離れていて議論にならず、ハリスとトランプの討論会と同じ。「何かあった時に大統領職を担当できる」という副大統領としての資質を二人とも証明。バンスの切れも、ウォルズの熱量も画面から伝わってきました。どちらの支持者も納得。モデレータのオドネルとブレナンの2人も的確な質問。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 渡辺亮司

    米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

    補足大統領候補のテレビ討論会と異なり、記事の通り両候補は敬意を表す場面が多くあった。討論会後にはお互いの…続きを読む

コメンテータープロフィール

前嶋和弘

上智大学総合グローバル学部教授

専門はアメリカ現代政治外交。上智大学外国語学部英語学科卒、ジョージタウン大学大学院政治修士課程修了(MA)、メリーランド大学大学院政治学博士課程修了(Ph.D.)。主要著作は『アメリカ政治とメディア:政治のインフラから政治の主役になるマスメディア』(北樹出版,2011年)、『キャンセルカルチャー:アメリカ、貶めあう社会』(小学館、2022年)、『アメリカ政治』(共著、有斐閣、2023年)、『危機のアメリカ「選挙デモクラシー」』(共編著,東信堂,2020年)、『現代アメリカ政治とメディア』(共編著,東洋経済新報社,2019年)等。

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