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渡辺亮司

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米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

報告

補足大統領候補のテレビ討論会と異なり、記事の通り両候補は敬意を表す場面が多くあった。討論会後にはお互いの夫人も壇上で握手。 副大統領候補のテレビ討論会が、大統領選に与える影響は限定的であろう。しかし、特に若いバンス氏の今後の政治人生にとっては重要イベントであった。 これまでの選挙戦でバンス氏はトランプ氏の足を引っ張ってきたとも酷評されてきた。その点、2008年大統領選で敗北したマケイン氏の副大統領候補のペイリン元アラスカ州知事と酷似との見方もあった。だが、バンス氏は自己紹介し、政策知識に加え、親しみやすさもアピール。同氏は正副大統領候補4人の中で最も弁論上手との評価も一部あった。今後、バンス氏のイメージが改善するかもしれない。 なお、バンス氏はトランプ氏と同様に2020年大統領選のトランプ氏敗北を認めなかった。ハリス氏敗北の場合も含め、引き続き大統領選後の社会混乱リスクは懸念事項。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足けんか腰かとみていましたが、ヒステリックに決め台詞(サウンドバイト)を叫ぶのではないかつての討論会へ…続きを読む

コメンテータープロフィール

渡辺亮司

米州住友商事ワシントン事務所 調査部長

慶応義塾大学(総合政策学部)卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院(行政学修士)修了。同大学院卒業時にLucius N. Littauerフェロー賞受賞。松下電器産業(現パナソニック)CIS中近東アフリカ本部、日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部、政治リスク調査会社ユーラシア・グループを経て、2013年より米州住友商事会社。2020年より同社ワシントン事務所調査部長。著書に『米国通商政策リスクと対米投資・貿易』(共著、文眞堂)。コメントは個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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