Yahoo!ニュース

小菅将樹

小菅将樹認証済み

認証済み

元労働基準監督官/アヴァンテ社労士事務所 代表

報告

解説高所作業をする上で、安定した作業床を整備することは墜落、転落災害を防ぐために必要な措置です。できる限りリスクを低減して作業を行うために、足場を使用する前に足場の点検をすることも義務付けられています。足場の点検は形骸化しやすく、かつ、点検がしっかりなされていないが故に足場の倒壊などが起きています。このため、昨年10月から相応の資格や経験のある人から足場の点検者を選任し、点検者の点検、点検記録の保存が事業者責任として義務づけられました。今回の災害発生原因は定かではありませんが、悪天候によるものでないとすると、点検整備が適正に行われていなかった可能性も考えられます。

コメンテータープロフィール

小菅将樹

元労働基準監督官/アヴァンテ社労士事務所 代表

明治大学法学部卒業後、労働事務官として労働省へ入省し、個別労働関係紛争解決促進法の策定や国会対応業務、労働安全衛生総合研究所で研究員の給与計算業務等を経て、労働基準監督官に転官。厚生労働本省、労働保険審査会事務局、神奈川県相模原署、川崎南署、神奈川労働局労働保険徴収課勤務後、厚生労働省を退職。現在は各企業の顧問業務、法定教育、各種セミナー、安全パトロールを行っている。サッカー、フットサルの競技における運動器障害や大けがの経験を経て、運動指導に関わるトレーナーライセンスを取得。アスリートや企業で働く方など幅広い方を対象に、頭と動作を鍛え、機能改善、運動パフォーマンス向上へ導く運動指導を行う。

関連リンク(外部サイト)

小菅将樹の最近のコメント