見解米国は北朝鮮に、米国領土に届く大陸間弾道ミサイルを放棄させる代わりに、戦術核の保有は黙認するのではないか――こうした疑念を、関係国の北朝鮮ウォッチャーの一部は抱いている。トランプ氏の場合、日韓に対して防衛分担増額を要求する中で、「米国が北朝鮮に妥協しても良いのか」と問う交渉術を駆使しても不思議ではないと思う。
コメンテータープロフィール
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。
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