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木村元彦

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見解同盟国ではあるが、セルビア政府はロシア軍のウクライナ軍事侵攻について明確に反対している。2022年に国連のロシアに対する非難決議採択に賛成してまさにZの軍隊の即時撤退を求めているのである。今回の件はガスプロムのマーケティング観点からだと思うが、ズヴェズダともあろうものが、他国の戦車を設置するのはいただけない。歴史的にはユーゴスラビア内務省のクラブであり、スターリンにも臆さなかったチトー大統領時代には、ソ連ともしっかりと距離を置いていた。ただ、セルビアの国民感情としては、かつて1999年に行われたNATO軍による空爆で聖地コソボを奪われたという怨念があり、同軍事同盟のウクライナへの東方拡大には、複雑なものがある。プーチン大統領への共感を持っていることは否定できない。いずれにしても戦車の設置については五大星人の1人、ドラガン・ジャイッチSFF会長もOBとして説明する必要があるのではないか。

コメンテータープロフィール

木村元彦

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中央大学卒。代表作にサッカーと民族問題を巧みに織り交ぜたユーゴサッカー三部作。『誇り』、『悪者見参』、『オシムの言葉』。オシムの言葉は2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞、40万部のベストセラーとなった。他に『蹴る群れ』、『争うは本意ならねど』『徳は孤ならず』『橋を架ける者たち』など。

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