補足イヤホン難聴が騒音性難聴であれば、必ずC5ディップといって、4000ヘルツの音が著明に落ちるはずです。 もし、音がこもっていたり、高い音が聞きにくいことがあれば、耳鼻咽喉科で騒音性難聴をチェックしていただきたいです。 神経を賦活させる薬や耳周りの神経や血管のマッサージなどが大切な治療となり、完全に治癒することが難しいことも多いです。 かといって、イヤホン難聴が、25億人の病気になるのかは疑問ですが。 耳疲れとでもいいますが、イヤホンの密閉型で音がダイレクトに鼓膜に届く場合、聴神経が疲れて反応しにくくなり、自閉感や、難聴を一時的に発症しやすくなります。 耳を休ませる。 これが1番大事で、1時間イヤホンをしたら10分しずかに、なるべく音がないように過ごしてみてください。 症状が続くなら検査をしたり加療をしてください。 聞きにくい🟰病気というわけではないので、まず耳を休ませて見てください。
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コメンテータープロフィール
馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長。信州大学医学部卒業後、横浜市大医学部大学院にて医学博士を取得。米国ネブラスカ州国立リサーチ病院へ留学し遺伝子研究にも携わった。耳鼻咽喉科を専門とする傍らで産業医として職場環境、労働者の健康管理も行っている。木村至信BANDとしてメジャーデビューしシンガーソングライターとしても活動中。様々なメディアにて医療コメンテーターとしても活躍。