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川島真

川島真

認証済み

東大教授

報告

見解処理水の問題や会社員逮捕問題などは直近の課題だが、同時に「古くて新しい」問題である台湾問題、尖閣諸島周辺の突発的事故への対処、連絡メカニズム強化、先端的技術を含む貿易管理問題、サイバー空間の管理などといった問題もある。そして、日中関係を今後どのように位置づけ、いかにコミュニケーションを維持するのかという長期的課題もある。いまや、習近平と話ができるということは貴重な時間。プーチンに偏ったウクライナ情報が報告されていた可能性を考えれば、習近平にも同様のリスクがある。日本の安全保障政策の意図やインド太平洋構想の内容などが「誤って」認識されぬように説明し、中国の安全保障政策などについても説明するよう求めていくべきだ。

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コメンテータープロフィール

専門はアジア政治外交史。中国・台湾の現状についても関心を持っています。

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