補足試合後に下平監督が明かしていましたが、長崎は「いつもとは違う戦い方」を選択。攻撃では相手の背後を狙い、CBにも対人に強い選手を起用し、いわき戦に臨んでいました。それでも前半はやや劣勢。そんな前半に先制できたことが勝利を引き寄せる結果につながりました。 対するいわきも守備時5バックと、長崎の戦い方を予想してやはりいつもとは違う戦術を採用。その意味で、リーグも終盤に入ってきて、昇格（プレーオフ）を目指すチーム同士が、キックオフの前からせめぎ合っていたということです。 ちなみにゴールはいずれもセットプレーから。共に対策をし合った結果、勝敗を分けたのはやっばり…ということです。 それにしてもマテウス・ジェズスの先制点。すごいボレーでした。サポーターは雨で大変な観戦だったと思いますが、あの一発は見る価値ありましたね。
コメンテータープロフィール
1965年生まれ。早稲田大学中退後、『週刊宝石』にて経済を中心に社会、芸能、スポーツなどを取材。1990年以後はスポーツ誌を中心に一般誌、ビジネス誌などで執筆。著書に『冒険者たち』（学研）、『星屑たち』（双葉社）、『日韓ワールドカップの覚書』（講談社）、『東京マラソンの舞台裏』（枻出版）など。
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