見解演者も人間です。 乗らない時もあるでしょう。歌いたくない時もあるでしょう。 しかし、プロはプロとしての最低限の仕事をしなければなりません。 親友である大手新聞社の記者が山崎まさよしさんの取材(依頼されたキャンペーン)をした際、それこそ全く喋らなかったそうです。男気溢れる飛びっきり気の短い敏腕記者の親友は、山崎さんを叱ったそうです。 「あんたっ、そんな態度やったらなんぼキャンペーンでも俺は一行も書かへんでっ！」と。 山崎さんは驚いていたそうです。普段あまり他人から怒られることがないのが芸能人売れっ子のおしなべての特徴です。元テレビマンとしての実感です。 山崎さんは心を入れ替え？無事、記事は掲載となったそうです。 この度のことは、事態が大きくなる前に事務所のハンドリングが必須だったでしょう。 ただそういう私もテレビマン時代、演者さんとの関係性には時に苦労したものでしたが。
コメンテータープロフィール
同志社女子大学メディア創造学科教授 コラムニスト 。早稲田大学政治経済学部卒 関西学院大学大学院文学研究科博士課程中退毎日放送(MBS)プロデューサーを経て現職 。専門は「メディアエンターテインメント論」。朝日放送(ABC)ラジオ番組審議会委員長 /スポーツチャンネルGAORA番組審議会副委員長 日本笑い学会理事/「影山貴彦のテレビ燦々」(毎日新聞)等コラム連載。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」「テレビのゆくえ」「おっさん力」等
