提言国際人道法上、病者は戦争中でも保護されるべき存在であり、病院などの民間施設を攻撃し、民間人を殺傷することは明確な戦争犯罪です。 バイデン大統領が、紛争中に民間人の生命を守ることを明確に支持しているというのであれば、何よりも地上戦を断念し直ちに停戦することをイスラエルに求めるべきです。 イスラエルはガザの病院爆発の責任を否定しているとのことですが、地上侵攻が始まれば、戦闘行為は激化するばかりであり、民間人の命はますます危うくなり、責任の所在を紛争当事者が認めない軍事行動がエスカレートし、犠牲になる人は相次ぐでしょう。 現地で活動する多くの国際機関、人道支援組織が、地上戦による壊滅的な人道危機を警告しています。今回の病院爆発は凄惨なジェノサイドの序章かもしれないのです。ジェノサイドや人道に対する罪を防止すべき義務を米国、国際社会は今こそ尽くすべきです。
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コメンテータープロフィール
1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。
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