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伊藤条太

伊藤条太

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卓球コラムニスト

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補足世界ランキングのトップ10に入るのは、それ自体が凄いことであり、そこまで行けた日本選手は、この10年では福原愛、石川佳純、伊藤美誠、平野美宇、佐藤瞳、早田ひなと、数えるほどしかいません。幾多の選手がその目前で涙を飲んできました。そうした中で、15歳でのトップ10入りは、2015年に伊藤美誠が14歳7ヶ月で9位に入って以来の記録です。ランキングを大きく上げた要因は、記事にあるマカオでの活躍です。これまで張本選手は、中国のトップ選手と互角に渡り合い、その実力は疑いないと評価されながらも、勝利は収めていませんでした。本人もそれが乗り越えるべき壁として自覚していたはずですが、今回はとうとう世界3位(対戦時)の王芸迪を破り、実力を証明しました。張本選手の昨年の同時期、4月4日の世界ランキングは27位で、パリ五輪選考レースは11位でした。凄まじいまでの成長曲線です。その頂点は誰にも予想がつきません。

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コメンテータープロフィール

1964年岩手県奥州市生まれ。中学1年から卓球を始め、高校時代に県ベスト8という微妙な戦績を残す。大学時代に卓球ネクラブームの逆風の中「これでもか」というほど卓球に打ち込む。東北大学工学部修士課程修了後、ソニー株式会社にて商品設計に従事するも、徐々に卓球への情熱が余り始め、なぜか卓球本の収集を始める。それがきっかけで2004年より専門誌『卓球王国』でコラムの執筆を開始。2018年からフリーとなり、地域の小中学生の卓球指導をしながら執筆活動に勤しむ。著書『ようこそ卓球地獄へ』『卓球語辞典』他。「ロックカフェ新宿ロフト」でのトークライブ配信中。チケットは下記「関連サイト」より。

伊藤条太の最近のコメント

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    補足世界選手権の女子団体で日本が中国から2点取ったのは、2004年ドーハ大会以来のことです。そのときは藤…続きを読む

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    補足素晴らしい試合でした。早田選手が一度も勝ったことのない陳夢に勝ち、平野選手は鉄壁の王芸迪をきっちりと…続きを読む

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