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伊藤条太

伊藤条太

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卓球コラムニスト

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補足世界選手権の女子団体で日本が中国から2点取ったのは、2004年ドーハ大会以来のことです。そのときは藤沼亜衣がシドニー五輪銀の李菊を、梅村礼がアテネ&北京五輪連続金メダルの張怡寧を「理不尽なまでの攻撃」と評されるプレーで破りましたが、ラストで当時15歳の福原愛選手がシドニー五輪金の王楠(それにしてもなんという布陣)にストレートで敗れました。今回もスコア上はそのときと同じ2-3ですが、内容は明らかに凌駕しています。ラストの張本美和選手が第1ゲームを取ったときは、そのあまりにも素晴らしいプレーに、歴史的な夜になると思った卓球ファンも多かったと思います。しかし東京五輪金メダルの陳夢は少しも表情を変えず、冷静に張本選手を攻略しました。さすがと言うしかありません。歴史的な夜はもう少し先となりました。それもまた楽しいことです。素晴らしい試合を見せてくれた両国の選手たちにあらためて感謝したいと思います。

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コメンテータープロフィール

1964年岩手県奥州市生まれ。中学1年から卓球を始め、高校時代に県ベスト8という微妙な戦績を残す。大学時代に卓球ネクラブームの逆風の中「これでもか」というほど卓球に打ち込む。東北大学工学部修士課程修了後、ソニー株式会社にて商品設計に従事するも、徐々に卓球への情熱が余り始め、なぜか卓球本の収集を始める。それがきっかけで2004年より専門誌『卓球王国』でコラムの執筆を開始。2018年からフリーとなり、地域の小中学生の卓球指導をしながら執筆活動に勤しむ。著書『ようこそ卓球地獄へ』『卓球語辞典』他。「ロックカフェ新宿ロフト」でのトークライブ配信中。チケットは下記「関連サイト」より。

伊藤条太の最近のコメント

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    補足世界ランキングのトップ10に入るのは、それ自体が凄いことであり、そこまで行けた日本選手は、この10年…続きを読む

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    補足素晴らしい試合でした。早田選手が一度も勝ったことのない陳夢に勝ち、平野選手は鉄壁の王芸迪をきっちりと…続きを読む

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