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石川智久

石川智久

認証済み

日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

報告

見解インフレが続くなかでは、税収は増える傾向にあります。一方で国債の利払費は、しばらくは過去の低金利で借りた債券の満期が来ないので、それほどには増えませんが、時間の経過とともに増えていきます。仮に1%金利が上がれば、10年後には政府の利払費は現在の倍になるという試算もあります。税収増加と利払費増加にはタイムラグがあり、税収が増加しているときに財政再建に向けて歩みを進める必要があります。税収は増加していますが、令和6年度予算は約110兆円であり、税収の70兆円を大幅に超えています。引き続き無駄な支出を減らしていく必要があります。

コメンテータープロフィール

石川智久

日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。

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