補足日銀の金利引き上げペースを巡ってはエコノミストの間で様々な見解があります。もっとも、低金利を放置しますと、海外との金利差から円安が加速するリスクがあります。とりわけ、米国経済の堅調が続くなかでは、円安リスクは根強く、日銀としても円安による輸入インフレを抑える観点から利上げを進めるとみられます。早ければ来年1月にも利上げに踏み切ると予想されます。ただし、利上げペースを早くすると、金融市場の動揺などが起きるため、利上げペースは緩やかなものになると思います。半年ごとに0.25%ペースとみています。
コメンテータープロフィール
専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。
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