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石川智久

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日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

報告

補足欧米のエコノミストの方とお会いすると、彼らは「欧米諸国は難民や移民を受け入れすぎたのではないか」と言う反省を口にする人が増えています。わが国では、欧米諸国は、難民や移民を積極的に受け入れているように報じられていますが、足元では明らかに自分たちの国にとって有利な人材を選ぶようになってきています。また、受け入れ枠も厳格化の方向です。経済学的に見ると、移民の受け入れは、マクロ経済にはプラスの影響があるとするものがありますが、格差を生んだり、社会保障のコストが発生するといった問題もあると言う指摘もあります。わが国のメディアは、左翼的な活動家の意見を多く報じる傾向がありますが、欧米の現状を冷静に見ていく必要があります。なお、米国の政策の現状は、現在の米国に住んでおり、ある程度米国に貢献している移民には権利拡大を目指す一方で、不法移民等には厳しく対応するというものです。

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  • 渡辺靖

    慶応大学SFC教授/現代アメリカ論

    解説トランプ氏にとって人工妊娠中絶が弱点であるように、ハリス氏にとっては不法移民=国境管理対策が弱点。候…続きを読む

  • 前嶋和弘

    上智大学総合グローバル学部教授

    補足ハリス側の「メディアイベント」。選挙戦の最終段階はどちらも「長所」をのばし、「短所」の穴埋めのための…続きを読む

コメンテータープロフィール

石川智久

日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

専門はマクロ経済及び金融制度分析。大阪勤務時の経験から関西経済、地方創生、万博の経済効果なども研究。日経新聞夕刊の十字路などマスコミ寄稿も多数。著書は「大阪の逆襲」(共著、青春新書インテリジェンス)、「大阪が日本を救う」(単著、日経プレミアシリーズ)。

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