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井上智介

井上智介

認証済み

精神科医/産業医

報告

見解延期はされたものの2030年以降に大阪にカジノを含むIR施設が作られる予定があります。 ギャンブル依存症への予防として①日本人のカジノ入場料を6000円②入場回数を7日間で3回、28日間で10回までに制限するなどの対策がとられます。 ただ、この制限があれば大丈夫と言えるのかは不透明です。結局のところ、規制されればアンダーグラウンドに潜るだけの可能性も十分にあります。それこそがオンラインカジノや闇カジノの世界です。 たしかに、学生のようなデジタルネイティブ世代にはアクセスが容易で身近な話なのかもしれません。しかし、そもそもの知識として、『海外で合法的に運営されているオンラインカジノでも、日本から利用すれば違法』という事実は、若者に限らずどの年代でも知らない人も多いですし、さらなる啓発が必要でしょう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解日本ではオンラインカジノは違法です。海外で合法的に運営されているオンラインカジノでも、日本から利用す…続きを読む

コメンテータープロフィール

兵庫県出身。島根大学を卒業後、大阪を中心に精神科医・産業医として活動している。産業医としては毎月30社以上を訪問し、一般的な労働の安全衛生の指導に加えて、社内の人間関係のトラブルやハラスメントなどで苦しむ従業員にカウンセリング要素を取り入れた対話を重視した精神的なケアを行う。精神科医としてはうつ病、発達障害、適応障害などの疾患の治療だけではなく、自殺に至る心理、災害や家庭、犯罪などのトラウマケアにも力をいれている。さらに、ブログやツイッター、講演会などでこれらを分かりやすく「ラフな人生をめざすこと」を発信している。

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