万引きを繰り返し、幾度も懲役刑…85歳の女 弁護側が主張「窃盗症(=クレプトマニア)」とは?
万引きを繰り返し、幾度も実刑を受けた無職の女(85)が、また窃盗容疑で逮捕され、常習累犯窃盗の罪に問われています。 裁判で弁護側は、万引きを繰り返すのは「窃盗症」による影響で、自分ではコントロールできないと主張しました。「窃盗症(=クレプトマニア)」とは、どういうものなのでしょうか? 【写真を見る】万引きを繰り返し、幾度も懲役刑…85歳の女 弁護側が主張「窃盗症(=クレプトマニア)」とは? 常習累犯窃盗の罪に問われているのは、鳥取県内に住む無職の女(85)です。 起訴状などによりますと、女は3月11日午前11時前、鳥取県内のスーパーマーケットで、おにぎり2個や総菜など6点(販売合計価格1758円)を窃盗した疑いがもたれています。 このスーパーでは、以前から万引きの被害が確認されていて、店内で警戒中の警察官が、女が商品の代金を支払わずに退店する様子を目撃し、その場で女を現行犯逮捕しました。 女には前科前歴が多数あり、 2018年に窃盗罪で懲役1年(執行猶予付き)、 2020年に窃盗罪で懲役8か月に、 2021年に窃盗罪で懲役1年に処せられましたが、 今回再び窃盗容疑で逮捕されました。 6月7日、鳥取地裁米子支部で行われた証拠調べでは、スーパーマーケットに設置された2か所の防犯カメラ映像が流されました。 検察官 「裁判所であなたが話した内容と違う映像が写っていました。 これはうそを話したということですか?それとも、記憶違いということですか?」 無職の女(85) 「記憶通りのことを話したと思います」 検察官は、女は買い物かごに私物のトートバックを入れ、一部の商品をそのトートバッグの中に入れ、買い物かごに入れていたものだけをレジで精算し、トートバックに入れていた総菜は精算せずに店を去ったと指摘しました。 無職の女(85) 「私はトイレに行きたかったんですが、店員に『荷物は預かれない』と言われて…物をもって店を出たのは事実だけど、仕方なかったんです。 その後、警察に声をかけられて、私は何度も『払います』『払いますから』と伝えましたが、『外に持って出たからだめだ』という風に言われました。 万引きしようと店に入ったわけじゃありません」
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