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稲葉剛

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立教大学大学院客員教授/つくろい東京ファンド代表理事

報告

生活保護は「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための仕組みですが、制度が保障する水準は社会の状況を踏まえて上げられてきました。過去には生活保護世帯にエアコンの使用が認められなかった時代もありましたが、エアコンの普及に伴い、現在では購入費の補助も行われるようになっています。 神奈川県横須賀市は、中村舞斗さんらの要望に応え、虐待などで困窮しても生活保護を利用できない大学生や専門学校生に生活保護基準相当額を支給する独自の支援制度を今年度から設けました。 国レベルでも制度を見直すことが求められています。

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コメンテータープロフィール

稲葉剛

立教大学大学院客員教授/つくろい東京ファンド代表理事

1969年広島県生まれ。94年より、路上生活者を中心に生活困窮者への相談・支援活動に取り組む。 一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事、認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授、住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人。生活保護問題対策全国会議幹事。 著書に『貧困パンデミック』(明石書店)、『閉ざされた扉をこじ開ける』(朝日新書)等。

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