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井戸美枝

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ファイナンシャルプランナー/社会保険労務士/経済エッセイスト

報告

見解「マクロ経済スライド」の終了を前倒しするにはリスクがあるように感じます。労働人口の減少が予想される以上、保険料の負担と給付のバランスは調整されるべきでしょう。 先日発表された財政検証もマクロ経済スライドが機能し続けることが前提として議論がなされています。  共働きの世帯の増加や、厚生年金の適用拡大によって、今後世帯全体の年金受給額は増えるケースも増えるはずです。「所得代替率」という1つの指標だけでなく、多角的な視点から本当に基礎年金の底上げを図るべきか、慎重に検討すべきではないでしょうか。

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コメンテータープロフィール

井戸美枝

ファイナンシャルプランナー/社会保険労務士/経済エッセイスト

CFP®、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。前社会保障審議会企業年金・個人年金部会委員。国民年金基金連合会理事。経済エッセイストとして活動。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞に連載を持つ。近著に『残念な介護楽になる介護』(日経プレミアシリーズ)『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版』(日経BP社)『親の終活、夫婦の老活』(朝日新書)『フリーランス大全』(エクスナレッジ)『好きなことを我慢しないで100万円貯める方法』(幻冬舎)累計刊行数92万部。

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