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東野篤子

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筑波大学教授

報告

見解昨日配信された記事ですので、昨夜のアゼルバイジャンによるいわゆる「勝利宣言」までをカバーした記事ではありませんが、ナゴルノカラバフをめぐる歴史的な問題の構図が分かりやすく解説されていますので、ごく基礎的な部分からお知りになりたい方はこの記事と動画をおすすめします。 その上で、アゼルバイジャンの今回の行動は「武力による一方的な現状変更」であり、これが成功したのは「平和維持軍」なるものを展開していながら、ウクライナ侵略の真っ最中でカラバフ問題に割く余力も意思もなかったロシアがこれを事実上黙認したからに過ぎないという点は確認しておきたいものです。アゼルバイジャンは本件を、長年の悲願であった領土奪還という体裁をとっていますが、「やり方」が問題でしょう。こうした「問題解決」の方法をこの地域の常態にしないよう、国際社会が声を上げていく必要があります。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高橋浩祐

    米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

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コメンテータープロフィール

ヨーロッパ統合論、ヨーロッパの国際関係、国際政治。EU・中国関係、EUのEastern Partnership(EaP)、EU・ロシア関係など、EUの対外政策を中心に研究。発信内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。

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