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東野篤子

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筑波大学教授

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話題の動画は2023/5/26にyoutubeで公開された"Рік. За кадром. Спецслужбіст. Спецпроєкт Дмитра Комарова. Частина п'ята”です。マリューク長官は同動画の19:00近辺で「物流の遮断に必要なことだった」とウクライナ側の関与を認めつつ、本件に関するロシア側の「エセ調査」を揶揄するかのような発言を行っています。まるでロシア側には真相解明の能力がないと言わんばかりです。 まもなくとされる反転攻勢を前にウクライナ側が本件への関与をあえて明らかにした背景には、ウクライナがロシア攻撃のための多様勝つ複合的な「手段」を準備していることを誇示したいものと思われます。この一方で、ロシアがクリミア大橋爆破に対する報復として選んだのは、ウクライナ全土に対する無差別爆撃であったことから、こうした「種明かし」にも十分な注意が必要です。

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  • 岡部芳彦

    神戸学院大学経済学部教授/ウクライナ研究会会長

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コメンテータープロフィール

ヨーロッパ統合論、ヨーロッパの国際関係、国際政治。EU・中国関係、EUのEastern Partnership(EaP)、EU・ロシア関係など、EUの対外政策を中心に研究。発信内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。

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