2000年頃、マイクロソフトがパソコン用OSの独占的立場を使いWebブラウザ市場の独占も狙ったと分割を求められた(最終的に分割されなかった)。 それから20年、今回、430ページに及ぶ報告書が4社が競合買収などで寡占状態をつくり以下の問題を生んでいると指摘: Facebook:SNS市場で寡占状態つくりプライバシー情報の悪用や誤情報が流布される状況を生み出した Google:検索と広告業界を独占。個々のサービスから膨大なユーザーデーターを集め巨額の利益をあげ顧客を自社システムに囲い込む生態系づくりに利用している Amazon:オンライン販売市場で独占的立場を築き競合に不利を働いている。音声操作やクラウドサーバー市場でも寡占状態を築きつつある Apple:モバイルOS市場で寡占状態をつくり、モバイルアプリ販売市場に課したルールでソフト開発者のイノベーションを阻害 これから各社の反論が始まる。
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コメンテータープロフィール
未来の風景を求めて1990年にテクノロジージャーナリストとして活動を開始。パソコン、ネットインフラ、ネットビジネス、スマートフォン、タブレットの最新トレンドや企業動向を取材し、さまざまな媒体で発信。アップル、グーグルなど米国IT大手の経営者やデザイナーの取材で知られる。iPhone登場後は、テクノロジーと良いデザインの両立の重要性を訴え企業向け講演やコンサルティング活動を開始。現在はAI全盛時代を見据え、「22世紀に残すべき価値」を求めて現代アート、地域と伝統、教育など広範なテーマを取材しソーシャルメディアで発信中。REVOLVER社社外取締役、ダイソン財団理事、金沢美術工芸大学客員教授。