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服部倫卓

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北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

報告

見解トランプ氏に限らず、ウクライナ領のクリミアやドンバスをロシアに割譲することによって、和平を達成しようという考え方は、以前から一部で唱えられていたものである。 その意味で、「驚愕の構想」というわけではなく、トランプ氏であればさもありなんという案ではある。 問題は、そうした考えの持ち主が、本年の米大統領選挙の結果によって、実際に超大国アメリカの大統領に返り咲くリアルな可能性が、かなりあるという点だろう。 実際のアメリカの政策が、大統領の一存で決まるものではなく、あくまでも議会との関係で決まっていくものであるにしても、やはりそのシナリオがもたらす影響は甚大である。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 岡部芳彦

    神戸学院大学経済学部教授/ウクライナ研究会会長

    見解匿名の情報源なのでどこまで正確なのか分かりません。一方、歴史的に見ればこの案は非常に悪手です。193…続きを読む

  • 三牧聖子

    同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授

    解説「私が大統領であれば24時間でウクライナの戦争を終わらせることができる」と豪語してきたトランプ氏の、…続きを読む

コメンテータープロフィール

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授

1964年静岡県生まれ。主な著作に、『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など。趣味は音楽鑑賞(主に1950~1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。

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