見解記事には「加害者の一定数は統合失調症や発達障害などの精神疾患を抱えているとされ」とありますが当然病気でなくてもストーカーになることはあり、上記表現は「人間の一定数は精神疾患を抱えている」と同じ程度の意味しか持ちません。ミスリードされないよう注意が必要です。 もちろん妄想や発達障害などの影響で、自身の行動が嫌がられていると気づかないケースもありますし、理解はしていてもプライドや依存心から受け入れられず行為を繰り返してしまう人もいます。 ただ「ストーカーの深層心理には、自意識過剰と被害妄想が共存している」とのコメントがありますが、別れを切り出されたことでストーカーになる拒絶型、腹が立つことがあった相手に対して執着する憎悪型、芸能人などに一方的に恋慕の情を持つ親密希求型など、ストーカーと一言で言っても様々です。 何でも病気や深層心理のせいにし雑に括らないことが対策を考える上では大切です。
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コメンテータープロフィール
1991年7月8日生まれ。 秋田大学医学部卒業。 精神鑑定などの司法精神医学分野にも興味を持ち、現在は精神科病院勤務の傍ら医療刑務所の医師としても務める。
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