解説トクリュウ、まさにSNSが全盛期の今だから隆盛しているものとなります。 共犯者同士、お互いに匿名性が高い(と思っている)希薄な関係性の中で重大事件に手を染めてしまう若者が後を絶ちません。「高額バイト」、「〇〇するだけ」、そんな言葉に引き寄せられて応募してしまう。応募した際は秘密性や匿名性が保たれてると思って気楽に手を挙げてしまいますが、あっという間に個人は特定され、引き返すことはできない状態になる。あとはまっしぐらに犯行に関わるしかない状況が発生します。 今回摘発された824人は氷山の一角でしょう。警察は確実に今後も摘発を進めます。「検挙に勝る防犯なし」、現段階ではこの言葉がとても重要な意味を持ちます。
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コメンテータープロフィール
東京学芸大学大学院修了後、法務省に心理職として入省。全国の少年鑑別所・刑務所・拘置所で犯罪者を心理学的に分析する資質鑑別に従事。分析した犯罪者数は1万人を超える。その他、法務大臣官房秘書課国際室勤務等を経て、2007年に法務総合研究所室長研究官を最後に退官し、東京未来大学教授に着任。2013年からは学部長。TV等メディアを通しての発信も多く、年間の報道・情報番組の出演は200本を超える。バラエティでもフジテレビ「全力!脱力タイムズ」のレギュラーを8年以上続けている。近著に、「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」(SB新書、2022年)、「犯罪心理学者は見た危ない子育て」がある。
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