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赤坂英一

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スポーツライター

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見解何とも絶妙なタイミングでの残留宣言となりました。 三浦監督は前日11日、日本記者クラブでの会見で佐野の去就について聞かれ、「来年優勝するには間違いなく必要な選手」と回答。その一方で、「FAは選手の権利。悩んで悩んで、後悔しない決断をしてもらいたい」と移籍にも一定の理解を示していた。番長の熱意と思いやりが通じたと言ってもいいでしょう。 しかし、三浦監督が察していたように、佐野が移籍の選択肢を持っていたことは疑いようがない。日本シリーズ終了後には「納得のいく決断をしたい」と熟考中であることを示唆。チームは牧を中心に動いており、本職の外野は桑原、梶原、筒香、度会らがひしめいている。今季34試合守ったファーストにはオースティンがいて、極端なことを言えば、来季の定位置は保証されていない。 しかし、だからこそ、来年はドラフト9位から這い上がってきた佐野の復活を見たい。期待しています!

コメンテータープロフィール

1963年、広島県出身。法政大卒。デビュー作は2002年の『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)。『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』『プロ野球二軍監督』(同)などの電子書籍版も発売中。『失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に『すごい!広島カープ』『2番打者論』(PHP研究所)など。東スポで毎週火曜『赤ペン!!』連載中。青学大・原晋監督著『魔法をかける』、元広島・達川光男著『広島力』、俳優・萩原健一の自叙伝『ショーケン』(すべて講談社)の構成も務めた。東京運動記者クラブ&日本文藝家協会会員。

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