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赤坂英一

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スポーツライター

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見解楠本は2022、23年、勝負強い代打要員として名を馳せました。 23年8月には、三浦監督がクリーンアップを打つ佐野の代打に指名したこともある。結果は凡退で、悔し涙を浮かべた佐野の表情がマスコミに報じられたのも話題になった。失敗に終わったとはいえ、三浦監督が楠本のポテンシャルを高く評価していることがよくわかる起用法でした。 しかし、それだけ代打要員として重宝され、ある程度の数字を残しながら、結局はレギュラーになりきれなかった。DeNAの外野にはライバルが多かったからでもありますが、いったい自分には何が足りないのか、楠本本人はかなり悩んでいたとも聞きました。 まだ30歳前。もし阪神移籍が実現するのなら、今度こそ真価を発揮してほしいものです。

コメンテータープロフィール

1963年、広島県出身。法政大卒。デビュー作は2002年の『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)。『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』『プロ野球二軍監督』(同)などの電子書籍版も発売中。『失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(同)が第15回新潮ドキュメント賞ノミネート。他に『すごい!広島カープ』『2番打者論』(PHP研究所)など。東スポで毎週火曜『赤ペン!!』連載中。青学大・原晋監督著『魔法をかける』、元広島・達川光男著『広島力』、俳優・萩原健一の自叙伝『ショーケン』(すべて講談社)の構成も務めた。東京運動記者クラブ&日本文藝家協会会員。

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