【京都市西京区】山麓の田園地帯に音楽サロンがオープン! フルートとチェンバロ オルゴールのしらべ響く
京都盆地西縁の小塩(おしお)山麓に広がる大原野は、勝持寺や大原野神社のほか、小塩山中腹には金蔵寺、三鈷寺、善峰寺、十輪寺などの古刹も数多くあって、竹林と広大な田畑が広がっています。
そんな大原野田園地帯の真ん中にポツンとある元は染織工房だった民家をリニューアルしたコミュニティースペース「プリマヴェーラ大原野」(外部リンク)が2023年9月24日にニューオープンし、こけら落としチャリティーコンサートが行われました。
1Fの音楽サロン「新啄木舎」に約30人の地元の人たちが集まりました。第1部はフルート奏者「ゆあ」さんとピアノ&チェンバロ奏者の藤本淳子さんがバッハの「プレリュード」や秋のメドレーなど、これがフルートの音色かと思うほどの迫力の演奏とピアノとはまた違った、チェンバロの一音一音飛び跳ねるような楽しい音感を響かせました。
また第2部では、木工職人の清水明さんが合板は使わず、すべて無垢の木(接着剤を使わずそのまま製材品として利用する木材)を使って制作したオルゴールによるコンサートが行われました。ベートベンの「エリーゼのために」から谷村新司さんの「昴」まで、周りを包み込むような温かい音色を聞かせてくださいました。
手づくりのチェンバロ制作で知られる一般社団法人「プリマヴェーラ大原野」の谷口照恭代表理事は、「コンサートはもちろん、音楽教室や食事会、各種イベントに地域の人たちの憩いの場として大いに利用してほしい」と話しています。
一般社団法人「プリマヴェーラ大原野」(外部リンク)京都市西京区大原野灰方町779-1 080-4248-1404(谷口)