イオン、キッズ売り場に最新モデルを導入しイメチェン成功 「わあ!かわいい!」の声が飛び交う
ベビーキッズ売り場の最新モデルが、11月にイオン新船橋店に導入されました。今後、他店舗でも導入される可能性がある最新モデルです。「新しい売場では、小学生の女の子たちが“わあ!”“すごい!”と感嘆詞を言うことが多くなりました。これまではそんな言葉を聞いたことがありませんでした」と店員さん。11月22日に行われた「イオンリテール売り場改革 戦略発表会」にて取材させていただきました。
■一目でわかるように壁を採用
イオン新船橋店ではベビーキッズ売り場に壁を採用し、売り場のインテリアや演出をがらりと変化させました。
「子ども服」という大きなくくりではなく、0〜3歳の「ベビー」、3〜6歳の「トドラー」、7〜12歳の「スクール」と分類しました。
壁を用いることで、各エリアが明確に分かれているのがわかります。
各売場ごとに演出も変わります。これまでよりも誰のための売り場かが、一目でわかるようになりました!
私自身、これまでイオンのキッズ売場ではどこに何があるか迷うことが多々ありました。そのため、この壁で区切る案はとても嬉しいです。
分けられているので、ほしい商品が探しやすくなりました。無駄にぐるぐる歩き回らなくてすみます!
年齢だけでなく、男児服と女児服の売り場もしっかり分けられています。とても見やすいです。
■試着室がついているから、買う前に試せる
壁を使うことにより、もうひとつメリットが生まれていました。壁には試着室がついているのです。すべてのエリアの壁に、試着室がついています。
子供服売り場に試着室がついているのって、なかなかめずらしいのではないでしょうか? 3〜6歳の小さな子でも、試着室を利用してよいのです。
これには近隣に住む、小学生の娘さんをもつお母さんも大喜び。
「試着室は、うちの娘もとても喜ぶと思います! 私は子ども用の試着室を、木更津アウトレット内にあるメゾ・ピアノくらいでしか見たことがありません」とインタビューに答えてくれました。
試着できるなら、「せっかく買ったのに、着てみたら失敗だった。子供がぜんぜん着てくれない」なんてことも激減しそうです。
無駄買いが減り、家計がセーブされたら嬉しいですよね。
■テンションが上がる音楽や液晶画面
さらに各エリアには、大きな液晶パネルが置いてあり、動画が流れ続けます。
各エリアのイメージに合わせたBGMも流れているので、通りかかるだけでもテンションがアップ。
マネキンが着ているコーデもとってもおしゃれ。しかし販売している商品は、これまでと同じです。演出が違うとずいぶん印象が変わりますね。
「新しい売場では、小学生の女の子が遠くから売り場に走り寄ってきて、『かわいい!』と声をあげている姿も見られました。嬉しかったですね」とイオンの担当者さんは語ります。
とくに3〜6歳のトドラーエリアでは、お子さんだけでなくお父さんやお母さんの感性に合うような演出を心がけたそうです。
■ベビー売り場も今時風にチェンジ
キッズ売り場だけではなく、ベビー売り場もインテリアチェンジ。以前はプレママ向けの売り場での売り上げは弱かったイオン。
しかしインテリアを変えたことで、売り上げ計画を順調に超過中。手応えを感じているそうです。
今回の取り組みは、まだイオン新船橋店でしか導入されていません。現在は検証中の段階です。
新船橋店の検証結果をもとに他の店舗にも広めていこうと、イオンさんは考えているそうです。