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ガザ戦争の拡大のシナリオ/イエメンのフーシー派(4)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

結論を言うと、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の両国は、今回のアメリカの連合艦隊結成の提案に参加を表明していない。またフーシー派は、もし自派に対する攻撃に基地を使わせたり上空を通過させたりする国は、報復の対象とすると警告を発している。ただ艦隊を配置するだけでは、フーシー派の行動は抑止できない。また、フーシー派の発言の効果を止められない。すでに石油価格や船舶輸送の運賃は高騰している。フーシー派は紅海への機雷の敷設を示唆しているが、もし機雷が流されれば、当分の間は船舶の紅海通過は困難になる。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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