【西宮市】和物プレゼントならコレ!明治十年創業 松本商店の『手書き絵ろうそく』が美しすぎた
植物性油脂と和紙を使い、日本の伝統的な技法で作る「和ろうそく」。その和ろうそくの表面に美しい絵柄を描いた『絵ろうそく』をご存知でしょうか。
御仏前の灯明としてはもとより、インテリアとしても飾れます。
その美しさと機能性、そして日本の伝統文化を象徴するアイテムとして多くの魅力を持つ、松本商店の絵ろうそくをご紹介します。
和ろうそくの製造販売をしているのは、阪神電車久寿川駅から徒歩3分ほどのところに本店がある、明治10年創業の松本商店。百有余年にわたり、和ろうそくの伝統技法を守り続けている各宗御本山御用達の老舗です。
和ろうそくは、ハゼの実から抽出した木蝋(もくろう)を主成分とした植物性の材料を使って作られます。天然の自然な色合いと質感が特徴。「清浄生掛け(しょうじょうきがけ)」という技法で、熟練の職人の手によって1本1本丁寧に作られます。
その和ろうそくに、匠の絵付師が繊細で美しい絵柄を描いたものが絵ろうそくです。お店のエントランスのウインドウ内に展示されている絵ろうそくにしばらく見惚れてしまいました。
絵ろうそくはその昔、豪雪地帯の寒い時期にお供えする花がなかったため、その代用としてろうそくに花の絵を描いて灯したのが始まりとされています。
店内にはさまざまな柄の絵ろうそくが販売されています。
伝統的な四季折々の花の絵柄から季節の行事、風景画や縁起物、また現代的なデザインまで幅広くあります。
2本セットから12本セットまであり、41ものお花の絵柄から好きなセットを組むこともできます。
細かい花の絵がとても丁寧に描かれていて、絵付け師さんが1本1本真心込めて描いていらっしゃるのだなと感心しました。
お線香とのセットもあるので、お香典の代わりのお供えとしても。燭台も、シンプルなものからインテリアとして飾れそうなデザイン性のあるものまで販売されています。
こちらは蛍や朝顔、七夕などの夏の風物詩のセットで、季節の手軽な贈り物としても喜ばれそうです。また季節ごとの新作を見に来るのも楽しみですね。
日本の伝統的な美しさを感じられる品物として外国人の方も来店されたり、WEBショップでは海外からも注文が来るとご店主よりお伺いしました。やはり美しいものは世界共通なのですね。
実は和ろうそくの炎には、波の音などの自然のリズムを感じる1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)というリラックス効果もあるのだとか。自分用にも買ったので楽しみです。
お店の北側には別の店舗があり、こちらでは「和ろうそくの手づくり体験」「絵付け体験」「お香作り体験」「匂い袋づくり体験」など、さまざまな体験ができるんです!電話でご予約ください。
道路に面した窓からは、職人さんが和ろうそくを作っている様子を見ることができるので必見です。
帰宅後、購入したクレマチスの絵柄のろうそくを御仏前に立ててみました。小さな蝋燭にとても美しく描かれていて、燃やしてしまうのが勿体無いくらい。
でも1/fゆらぎを体験してみようと火を灯してみました。
とても大きくて柔らかい炎がゆらめき、優しい時が流れるような感覚を覚え、不思議と心が落ち着きました。
日本古来の癒しを体験できる和ろうそく、絵ろうそく。是非お店で直接その伝統の美しさに触れてみてください。
【店舗情報】
(有)松本商店
営業時間:9:30~18:00
定休日:日・祝日
電話番号:0568-92-1414
所在地:兵庫県西宮市今津水波町11−3
(リンク先:松本商店公式サイト)
(リンク先:Yahoo!ショッピング)