【函館市】「ホタテの稚貝」はなぜ安価? 「ベビーホタテ」と何が違うの?
「生わかめ」が店頭に並んでいたので冷凍保存用に購入しました。
冷蔵だと3日ほどしか日持ちしませんが、湯通しして冷水でしめてから食べやすい大きさに切ってラップなどに包んだ状態で冷凍庫で3~4週間保存が可能です。
※生わかめの旬は2月から5月です。
こちらのお隣にまだ生きている「ホタテの稚貝」が並んでいたのでこちらも一緒に購入したのですが、大きく立派な大きさになっている「成貝」は結構高値で販売されているのに「ホタテの稚貝」は、どうして安いお値段で販売しているのか不思議に思い調べてみました。
はじめ「ホタテの稚貝」は、「ホタテ」と似ている別の種類の小さな貝か何かなのかなぁと思ったのですが、そうではなく「ホタテの子供」で間違いないそうです。
そうなるとなぜこんな小さなうちに、しかも安価なお値段で出荷するのか不思議に思いさらに調べてみたところ、花や野菜などを育てる時に行われる「間引き」と同じ理由で選別された結果だということがわかりました。
ホタテ貝の養殖において、よい個体を選別することで大きな立派な「ホタテの成貝」を育てているそうです。
大きさや形などで間引きされた「稚貝」が貝殻付きの「ホタテ稚貝」として、安価なお値段で店頭に並んでいるということでした。
ちなみに「ベビーホタテ」と「稚貝」は何が違うのかというと「ベビーホタテ」は、稚貝として出回るサイズよりの一回り大きくなった半成貝をボイル加工したものだそうです。
※「稚貝」として流通しているものをベビーホタテ加工して販売される場合もあるそうです。
アサリなどは砂抜きが必要ですが「ホタテの稚貝」は砂抜きの必要がないのですぐに料理に使えます。
※砂抜きは必要ありませんが泥や海藻クズなどの汚れが付着していますので貝殻の表面を貝殻同士をゴリゴリこすり合わせながら流水で洗ったり、サイズが大きい場合は1個ずつたわしで洗ってから調理してください。
殻に付着物がついていることも多いですがこのまま調理しても特に問題はありません。
※気になる方は調理の前にカッターなどで削り取ってから調理するといいです。
あさりのお味噌汁を作るようにお味噌汁にしても美味しいですし、酒蒸しにするのもおすすめです。
「ホタテの稚貝」の身についている黒く丸い「ウロ」と言われる部分は、店頭に並んでいるものに関しては毒性の心配はないそうでそのまま食べても大丈夫です。