こんにちは！地域情報発信ライターの佐藤らなこです。

食料品はスーパーで買うことがほとんどですが、あちこち取材するようになり、精肉店や鮮魚店など各専門のお店で買い物をするのもいいなと思うようになりました。今日のおすすめや旬のもの、おいしく食べるための調理法を教えてもらえるのも楽しいです。

というわけで、今回は漁業が盛んなにかほ市にある「さとう鮮魚店」をご紹介します。小さな店内には新鮮な魚介類と手作りのお惣菜が並んでいました。

さとう鮮魚店

元漁師の店主さんが営む「さとう鮮魚店」は、JR仁賀保駅から車で数分のところにあります。徒歩だと10分弱です。店舗前に車１，２台をとめられるスペースがありますが、そう広くはないのでご注意ください。

店内の様子

初めてのお店...特に専門店や小さなお店に入るのはドキドキしますよね。だいぶ慣れましたが、私もそうです。店内に入ると、すぐ右手に魚が並んでいました。

季節はもちろんのこと、日によっても品揃えは少し違います。また、悪天候で漁に出られない日が続くと店頭に並ぶ魚の種類は少なくなります。

なぜこんなことを記載するかというと、私は「さとう鮮魚店」に３回足を運んだのですが、毎回雨降り！「あなたが来る日はいつも魚が少ないのよ...」と店主さんに言わせてしまうほど、タイミングの悪い私。でもこれが現実です！（笑）

とはいえ、雨の日でもご近所にお住まいの方や顔馴染みの方などお客様は次々に来店されていました。

新鮮な魚介類が並ぶ

ワタリガニやハタハタ、カレイ...元漁師の店主さんが仕入れる魚介類は、素人目にも新鮮さが伝わります。キラキラしておいしそう。

品揃えが豊富な時に買い物をしたいという場合は、晴れの日の翌日がいいそうです。「できれば晴れが２日続いた時がベスト」とアドバイスをいただいたのですが、私はなかなかスケジュールが合いませんでした。

そうそう、晴れていても強風だと漁には出られません。そのようなお話を聞くと、地元のおいしい魚が手に入るのは絶好の条件が揃ってこそなんだなと痛感しました。

行く前に入荷状況を知りたいという方は、お問い合わせを。また、お店のInstagramでは「今日のおすすめ」を投稿されているので、そちらもご参考にどうぞ。

３回目の訪問前にはInstagramの「赤エビがおすすめ」という投稿を見て、お店に向かいました。魚を捌くことは最近めっきりないし自信がないし面倒だけど、エビだったら調理しやすそうだし、買おうかなと。

お店の方によると、生の魚そのままを買っていくお客様は年々少なくなっているとのこと。

「これまで自分で魚を捌いていたけど、高齢でできなくなった」「仕事や家事や育児で忙しく、調理に時間をかけられない」というような理由だそうです。

ということで、お客様が買いやすいようにと赤エビの殻をむいているところを見せてもらいました。なるほど。それだとひと手間省けるので、手に取りやすくなりますね。

有料ですが、販売している魚は捌いて提供することもできるそうです。ぜひ店主さんに相談してみてください。

また別の日には茹でたカニも販売していました。次行った時はカニ買おうかな。

焼き魚や手作りのお惣菜も

焼き魚やお惣菜も販売されています。毎回品揃えが少し違うので、生の魚介類と同じく「今日は何があるかな」と見るのも楽しいです。この日は「こいり（＝たらこの炒り煮）」がおいしそうだったので買って帰りました。

このあさりの佃煮は別の日にあったもの。店主さんの気まぐれで作っているようです。お惣菜は本当どれもおいしそうで、行くたびに何かしら買ってしまいます。

私、酒の肴になりそうな食べ物が好きみたいで（笑）でもお酒を飲めない体質なので、白ご飯のお供としていただきました。確かこれは一人でペロリと食べちゃったはず。

人気のホルモン煮込み

ここまでは魚屋さんならではの魚介類を使ったお惣菜をご紹介しましたが、「さとう鮮魚店」ではなんとホルモン煮込みも販売しているんです！

これも店主さんの手づくり。そしていつも販売しているわけではないというレアなもの。私も３回中１回しかありつけていません（笑）「食べたいな～」というお客さんからのリクエストが聞こえ始めたら作るそうです。

ま～、これがおいしくて！このホルモン煮込みは、店主さんご自身が好きで食べたくて作ってみたら、おいしくできた...という商品だそうです。いつ店頭に並ぶかはわかりませんが、気になった方はぜひ一度食べてみてください。