広陵町に関する情報をInstagramで探していると、ほぼ100％の確率で「#エモい町　広陵町（@emoimachi_koryo）」の投稿に出会います。

2024年4月より私は、Yahoo!ニュースエキスパートの地域クリエイターとして広陵町の担当となりましたが、この約半年間、このアカウントで発信される情報から、広陵町についてたくさん勉強させていただきました。

そんな「#エモい町　広陵町」主催で、この9月7日（土）、広陵町でさまざまな形で頑張っておられる5組が登壇するトークイベント「広陵万博」が開催されました。

このイベントは2022年に第一回が開催され、今回で3回目とのこと。

開催されるたび、町内の若手事業者や団体の方々のつながりができていき、好評だったそうです。

会場はYAHAE OLD SOCK FACTORY

イベントが行われた会場は、元靴下工場で現在はギャラリーや靴下の展示などに活用されている「YAHAE OLD SOCK FACTORY」にて行なわれました。

「靴下の町・広陵町」のイベントが靴下工場跡のギャラリーで開催されるなんて素敵。

駐車場から会場までの道順動画を頼り歩いていくと、古民家のような場所に到着。

会場内に入ると、たくさんの座布団が。

私は開始15分前ぐらいに会場入りしたのですがもうすでにたくさんの人が来られていました。

トークイベント開始

司会進行は公文広陵北教室の椋本さんにより行なわれました。

まずは主催者「#エモいまち　広陵町」の中の人、河野瀬さんよりご挨拶。

この時最初に放ったお言葉が

「地方創生、よくわかりません！」

ええっ、言っちゃいますか？

でも実は私もよくわかっていません。

いえ、おそらく主催者の方も会場のみんなも意味とニュアンスはわかってるんです。問題は、どう取り組むかというところ。

そこで、このトークイベントがアプローチのひとつなのですね。

主催者の方は「僕のすごい友達を知ってほしい」「友達と友達をつなげるつもりでこの企画をしました」とのこと。

このご挨拶だけでも会場がいい感じで盛り上がっていました。

このあと、各登壇者の発表に入りました。

奈良コス部さん

最初に、奈良県内を中心に活動されているコスプレサークルの運営部の方々が登壇されました。

部員は0歳から50代の方まで。「世代を超えて、本気で遊ぶ！」をテーマに月1回交流撮影会を開催、地域のイベントにもコスプレで参加し、会場を盛り上げる活動をされています。

直近では広陵町で10月19日に開催される「かぐや姫まつり」にも参加されるとのこと。ひょっとしたら好きなキャラのコスが見れるかも？

成光薬品工業株式会社 治田さん

広陵町の自慢の逸品「萬葉ラムネ」を開発された薬剤師さんが登壇されました。

この方は薬草に造詣の深い方で、「万葉集」に登場する植物の中で「おいしい」と感じたもの（梅、大和橘、桜）を使って「萬葉ラムネ」を開発したとのこと。

「萬葉ラムネ」は春に萬葉植物園で販売されるそうです。春が楽しみです。

Smile More代表 堀池さん

次は大阪市西区で子育てサロンなどの活動をされている方の登壇。

広陵町では農家の方の指導のもと、種まきから収穫まで体験できる農業体験が定期的に開催されています。収穫した野菜は子どもたちで調理して食べるそう。

9月、10月にはさつまいもや里芋の収穫を予定中とのことです（詳細要お問い合わせ）。

だがし屋3サン堂長谷川さん

大人も子どもも集えるコミュニティスペースとして、毎週水曜日に南郷会館で駄菓子屋さんをオープンされている方の登壇です。

駄菓子を販売するだけでなく、自由に遊べるスペースも用意したことで、大人と子どもの交流の場になっていったのが素敵だなと思いました。

3サン堂は毎週水曜日の放課後15:30～17:30、南郷会館でオープン。他にも空き地でイベントも年4回企画されるとのこと。

Hair&Spa RANA代表 福井さん

最後はヘッド＆スパが好評という美容室の店長さんの登壇です。

「RANA」はカエルという意味で、お店のマスコットキャラでもあります。

その場で髪をキレイにするだけでなく、お客様が自宅でもキレイを保てるよう、ケアのポイントやテクニックをお伝えすることを大事にしている、とのことでした。

会場ではヘッドケアを教えていただきました。

ハロウィンイベントの告知も

全員の登壇が終わった後、司会者より、箸尾エリアでハロウィンイベントを開催しますとの告知もありました。

広陵町の秋はかぐや姫まつりやほほえみフェスタなどイベント満載で、熱いですね！

地元の活性化には各市町それぞれ個性がある？

最後に、主催者の思いをまとめた動画が公開され、参加者で記念撮影を行なったあと、各自の交流会に入りました。私も登壇者の方や参加者の方々と交流でき、楽しく過ごしました。

私は2023年8月より、Yahoo!で地域クリエイターとして活動を始め、担当地域である香芝市、2024年3月まで担当していた王寺町、そして広陵町の活動をウォッチングしてきました。

その中で感じたのは、地元の活性化には地域ごとに個性があること。

もちろん地域によって特長もいいところも違うので当然と言えばそうなのですが、違いを見るとおもしろいですね。

イベント「冬彩」実行委員会や商工会青年部が元気な香芝市。

ご当地キャラ「雪丸」を積極的に活用し、研修などを受けた住民さんで「おうじ・まちの宣伝隊」を結成し活動している王寺町。

そして「広陵万博」のようにプレゼン形式でそれぞれの活動や思いを知る機会を作ってつながりの輪を育てていく広陵町。

どれが正解といえば、どれも正解と言っていいでしょう。それぞれの地域が元気になっていく様子を、ライターの視点で観察でき、時に参加もできる今の活動が、私は好きです。

このイベント、来年もやるのかな？やってほしい！

イベント詳細